「ポピュリズムとは何か」 中公新書 より

「近年語られてきた、『階級なき社会』『今やみんなが中産階級』という 言説は幻想にすぎないのであって、 現実には一部の人に富が集中する一方、 格差と困窮が広がっていることを彼は指摘する。 しかも自己責任原則が広まり、 就労優先政策が浸透するなかで、 職に就くこともままならない労働者階級の人々には 『怠惰』とのレッテルが貼られ、 社会的な批判が向けられている。 しかし、実際には産業構造の転換によって 不本意ながら職を失った労働者に 批判を向けるのはお門違いであり、 むしろ深刻な社会的分断を招いている、 と彼は論じる。」

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