ドーマー条件

プライマリーバランス(基礎的財政収支)が均衡している下では、名目金利よりも名目GDP成長率が高ければ公債残高の対GDP比が少しずつ低下するため財政破綻は起こらないという定理のこと。 「ドーマーの条件」は財政破綻が起こらないための十分条件の1つであり、同じようなものに「ボーンの条件」が挙げられる。 プライマリーバランスが均衡していることが大前提で、しかも名目GDP成長率が名目金利を上回って始めて財政破綻が起こらない、ということだから、仮にプライマリーバランス均衡を達成したとしても、簡単に利上げなんか出来ないってことですね。 徒に国の借金を積み重ねることのツケがいかに大きいか、自分で自分の首を締める結果になっているか、と痛感しますね。

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