2022年5月21日土曜日

中東の政治

ちょっともう、財政再建って言うだけ無駄な感じだね。 参院選の公約とか見てると、与党も野党もそんな発想乏しいし、その背景には、国民の意識があるし。 じゃあ財政破綻まっしぐらか、というと、一般論としてはそうなんだけど、地政学的に考えると、アメリカにとって、日本は、対ロシアでも対中国でも対北朝鮮でも、絶対に護らなければならない防衛上の要衝だから、日本国債買ってくれそうな気がするんだよね。 クアッドにしても、ロシアへの経済制裁の足並みの乱れが炙り出したように、インドは中国と仲悪いからロシアに厳しくなりきれないし、韓国も、北朝鮮とは同じ民族だから、さすがに殲滅とか出来ないし。 中東でも、アフガニスタンからの米軍撤退と、イランが存在感を増したことにより、両隣からの牽制が緩み空白地帯となったイラクに、中国とロシアが入り込み、本来は東アジアに軍事資源を振り向けるはずだったアメリカにとっては、誤算となった。 そうすると、アメリカの強力な同盟国としての日本の存在って、やっぱデカいと思うのよ。 もちろん、歳出削減など、厳しい財政上の要求は呑まざるを得ないだろうし、アメリカ人の対日感情はサイアクになるだろうけど。 これって、「戦後レジームからの脱却」どころか、対米従属を更にガチガチにしただけだよね。 それを決定的にしたのが安倍っていうのが、滑稽。 それと、中国の南洋諸島進出を考えたら、沖縄の米軍基地の重要性は否が応でも増すわけで、基地負担を押し付けてる本土の人間は、沖縄に足向けて寝られないよ。

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