2022年4月27日水曜日
今朝の日経
海外勢が、円売り・ドル買いと日本国債売りを組み合わせたポジションを膨らませている。日銀にYCC(イールドカーブ・コントロール)を放棄させるのが狙い。日銀は長期金利を抑え込むために、今年に入ってから既に指し値オペを3回も実施している。海外勢の売りに対して、日銀はどこまで耐えられるのか?耐えられたとしても、日銀に国債が積み上がって、将来の出口戦略が、ますます難しくなる。また、家計部門に関しても、今までは円高デフレで、円預金が実質ゼロでも安全資産として円を保有していたが、輸入物価の高騰と急激な円安で、円を保有しているより、外貨を保有しているほうが得という発想が出てくる。そうすると、家計部門の国外逃避が一気に起こる可能性もある。日本人は空気で動くから、家計資産の円離れの「空気」が醸成されたとき、雪崩のように家計部門の国外逃避が起こる危険性がある。通貨(円)の購買力が低下すれば、その代償として金利が上がると説明するのがフィッシャー効果だが、金利が低く抑えられている、日本株も低調なら、利回りのいい外貨に円資産が逃避するのは、当然のことだ。
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