机上の空論

純粋に資本移動が完全な世界を想定すれば、自国通貨が減価しても、世界中の債券にアクセスできる為に、国内の名目金利が上がらなくても問題ない、という考え方もあるのかも知れないけど、貿易可能財と非貿易可能財を区別する、という考え方に立てば、いくらグローバル経済で資本移動が完全だから大丈夫、というMMT理論的なことを言っても、現実には机上の空論でしかないのかも知れない。 もしそんなことを言いたいなら、為替介入なんかやらないのが理屈として正しいはずだ。 むしろ、金融商品にしても、為替が経済原理によってのみ決まらないからこそ、現実にはより複雑と言えるのではないか?

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