2022年3月8日火曜日

なぜ日本は近代化に成功したか

三谷太一郎先生が、確か岩波新書で書いてたけど、日本がなぜ近代化に成功したかというと、政治機構、あるいは官僚機構が、上は将軍、下は下級官吏に至るまで、権力の相互抑止が効いていたからだ、と書いてた気がする。 中国の清朝末期になると、余りに多くの人民と、それに比して余りに少ないエリート官僚がいて、そのトップにカリスマとしての皇帝がいる、という仕組みになっていたらしい。 確かに、清朝になると、カリスマ性の強い皇帝が現れるけど、それは、トップのカリスマ性がなければ国を統治出来なかったことの裏返しとも言われている。 明治維新を経た日本でも、少なくとも初期の頃は、大久保利通が明治天皇にアドバイスしたと言われるように、天皇の行いが、天下万民ごもっとも、と思われるようでなければならない、と助言したように、(明治)天皇に対しても、権力の抑止が効いていた。

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元ネタ:「やさしい経済学」 ー資金循環で見る日本企業の姿ー 帝京大学教授 田中賢治 Googleの生成AIに書いてもらった。 (再掲)

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