2022年3月8日火曜日

株主価値重視経営

株価の理論値=配当/利子率 というシンプル極まりない式ですが、利子率が高ければ、国債など他のより安全な債券の利回りが高まるので、株価が下がる、という側面もありますが、配当を上げれば株価が上がる、という側面もあります。 会社が上げた利益から、人件費、資金調達費用などの緒経費を差し引いた残りから、内部留保や、配当に廻すわけですが、株主価値重視の経営で、配当に多くを廻せば、確かに株主は儲かるし、バンザイということになりそうですが、人件費を下げる為に、グローバルな生産の世界的最適地化戦略を企業が採り、しかも、政府が、それを後押しするように、資本市場や労働市場の規制緩和を進めると、確かに良い品が安く買えるという恩恵が受けられる一方で、デフレになり、また、労働環境も悪化し、長時間労働や低賃金労働が定着してしまうわけで、従って、株主価値重視経営というのも、また考えものであると言えそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

元ネタ:「やさしい経済学」 ー資金循環で見る日本企業の姿ー 帝京大学教授 田中賢治 Googleの生成AIに書いてもらった。 (再掲)

  日本企業の資金余剰と経済成長への課題:背景、現状、そして持続的成長に向けた提言  I. はじめに 本レポートの目的と構成  本レポートは、日本経済が長年にわたり直面している企業部門の資金余剰問題に焦点を当て、その背景、設備投資の現状、余剰資金の具体的な使途、そして持続的な経済...