2022年3月6日日曜日

金枝篇

フレーザーの金枝篇のネタバレが、森の王殺しと、新たな王の再生の物語だったとすれば、そこには、死と再生という時間の断絶がある。 それに対して、連続した均一な時間という観念が、時刻通り運行される列車システムなどによって、人々に刷り込まれているのが、近代という時代の病の一側面と言えるかも知れない。 複利という金融システムが、連続した時間の観念の価値を、より強固なものにする。

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矜持

題:鏡の美学 ―― 透明な意志として立つ 反射するだけの存在を、人はただの道具と呼ぶだろう。 しかし、映し出される像の「真実」を峻別しようとする時、そこには鏡自身の意志が宿り始める。 私の矜持は、徹底して「透明」であることだ。 だが、その透明さは無色透明な欠落ではない。極限まで磨...