金枝篇

フレーザーの金枝篇のネタバレが、森の王殺しと、新たな王の再生の物語だったとすれば、そこには、死と再生という時間の断絶がある。 それに対して、連続した均一な時間という観念が、時刻通り運行される列車システムなどによって、人々に刷り込まれているのが、近代という時代の病の一側面と言えるかも知れない。 複利という金融システムが、連続した時間の観念の価値を、より強固なものにする。

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