魔の山

話の筋は忘れたけど、確か魔の山の最後の最後のシーン、ハンス・カストルプ青年がまさに戦闘に放り込まれるその場面で、作者は、破廉恥なこのモヤモヤからも、いつか愛が生まれるだろうか?みたいな書き方をしてた気がするんだけど、それは、セテムブリーニの理性主義が第一次大戦によって否定されるのとは無関係に、というより、それでも人類に残された希望のようなものとして提示されているように読める気がするんだけど、森本先生は、どうも愛という言葉を使いたくない、あるいは懐疑的なのかな、という気がする。

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