2022年3月7日月曜日
プライマリーバランスとドーマーの定理
有斐閣経済辞典第5版によれば、ドーマーの定理(抜粋)の項に、「公債残高の対GDP比を発散させないためには、プライマリーバランスが均衡しているという前提のもとで、名目経済成長率が名目利子率を上回るという条件が必要になるというもの。」
との記述があるのですが、昨日先生から頂戴したメールの内容によれば、公債残高の対GDP比が発散しないために、必ずしもプライマリーバランス均衡は必要ない、というものだったと思われるのですが、それはどのような場合でしょうか?
(以下追加)
「仮にプライマリーバランス(PB)が赤字(利払い費の規模を超える債務残高の増加)でも、債務残高の増加率を上回るGDPの成長率が実現すれば、債務残高の対GDP比は低下します。」
とのご回答を昨日頂戴いたしましたが、この場合、かなり強気な名目GDP成長率を想定している、と考えて差し支えないのでしょうか?
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