2022年3月7日月曜日

一般意志?

山岡先生が、具体的な一般意志なんてもんが存在するはずがない、と言ってたけど、確かに、抽象レベルで一般意志が存在するとしても、具体的レベルではあるテーマに関して利害が対立するのが当たり前なんだから、具体的レベルの一般意志なんてもんが成り立つはずがない。 ひと昔まえは、族議員という言葉が否定的な意味で使われたけど、ある社会的団体の利益の代弁者でない代議士というものが、果たして存在するんだろうか? 国民の声を代表すると言えば聞こえはいいが、それだって抽象レベルでのあるグループの希望だろうし、それを超えた国民一般の意志を体現します、なんてのは傲慢でしかないだろう。 そうであるならば、政治家の使命とはなんなのか? 時に自分の支持母体の代弁者でありながら、時には国家全体の利益を考えられる人間だということか? 確かに、具体的なレベルでの一般意志というものがありうるはずはないんだが、国家全体の利益を考えられる為には、抽象レベルでの一般意志というものを否定し尽くすことは出来ないように思われる。 そうでなければ、国家としての連帯などは成り立ち得ないからだ。

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元ネタ:「やさしい経済学」 ー資金循環で見る日本企業の姿ー 帝京大学教授 田中賢治 Googleの生成AIに書いてもらった。 (再掲)

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