自由からの逃走
ナチズムと信奉者の関係は、ある種のSM関係だったと言えるかもしれない。
ドイツにおいては、割とプロテスタントが多いが、フロムによれば、プロテスタンティズムそのものが、究極の自己否定という意味でマゾヒズム的らしい。確かそんな風に書いてあった。よくわからん。
ナチズムも、下層中間階級がプライドをズタズタにされ、マゾヒズム的プロテスタンティズムと相俟って、サディスティックなナチズムと、相互補完関係、すなわちSM的関係にあったのではないか。
日本においても、このまま経済が停滞すれば、例えば排外主義や、障碍者蔑視に象徴されるような、サディスティックな性質を持った政党が、マゾヒズム的国民と結びついて、政治的な全体主義体制が生まれる可能性があるかもしれない。
そういう意味で、津久井やまゆり園の事件や、杉田水脈議員の発言のような、マッチョな傾向は、危険である。
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