家族と資本主義

極めて難解な本だから、正確に要約するなんて不可能なんだけど、子供をエディプス三角形に閉じ込めて、去勢して、資本主義の果てしない再-生産に仕向ける「家族」というシステムそのものが、まさに近代の病なのかも知れない。 石原千秋さんの漱石論読んでると、近代的個人の誕生と、イエ制度の緩やかな崩壊とが、セットとして浮かび上がってくるんだよな。

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