2022年3月7日月曜日

日本経済の没落

1990年代に、内需に見切りをつけて、企業の海外進出が本格化したわけだけど、製造業も、海外に工場を作って、そこで、日本の工場をお手本とした生産性の高い製造ラインを、東欧や東南アジアに作ることに成功して、安価な労働力で高品質の製品を作ることに成功したと考えられる。それが、日本からの輸出競争力を縮減してしまった可能性もある。当然、日本国内の内需がやせるとともに、労働市場も貧困化した。 また、冷戦構造の崩壊とともに、よりグローバルな競争にさらされる中で、特に東アジア(台湾、韓国など)の製造業産業が台頭して、一人勝ちできない状況になったことも、失われた20年の原因かもしれない。 更には、株式持ち合いによる護送船団方式の、非効率な金融が生み出した負の遺産を清算するのに追われる間に、金融面での競争力が落ちたとも考えられる。

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元ネタ:「やさしい経済学」 ー資金循環で見る日本企業の姿ー 帝京大学教授 田中賢治 Googleの生成AIに書いてもらった。 (再掲)

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