明暗

日本人の公共心が蝕まれたのは、いつ頃からなのだろうか、と考えると、やはり明治末から大正初期にかけてなのだろう。 アーレントが、経済学の勃興を重視するように、この時代の日本も、経済的な成長を遂げていた。 夏目漱石の「明暗」には、登場人物のエゴが生々しく描かれているが、石原千秋は、この作品で、カネの話が随所に登場することを指摘し、人間そのものが、値札の符帳をつけられている様を指摘している。

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