2022年3月4日金曜日
モラルハザード
何か勘違いしてる人がいるといけないので、一応書いておくと、中央銀行が、国債も含めて、債券を売ったり買ったりして、市中に出回る貨幣の量をコントロールすることは、本来の中央銀行の業務です。
これは、高校の政治経済でもやります。
ただ、いつの間にか、中央銀行が、国債を際限なく買ってしまうようになると、国民が痛みを感じないのをいいことに、政府がモラルハザードを起こして、赤字国債を無節操に発行して、発行したそばから、中央銀行が買い取ってしまう、ということが往々にして起こります。
そうすると何が問題か、というと、中央銀行に国債がたまりすぎて、金利の上昇(=国債価格の低下)に対して、経済が非常に脆弱な状態に陥ってしまいます。
これはまさに日本の現状です。
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